宅配便ドライバーの裏側

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もちろん、こういう仕事をしているのだから、免許は持っているが、車に関する知識なんてその辺の免許を取り立ての女子大生の子らとたいして変わらなかった。

プライベートではパンクしてJAFを呼ぶような状態であった。

バッテリーがあがったときもJAFを呼んだ。

タイヤの空気圧なんて意味がわからなかった。


そういう状態で配達員になったんだから、いろんなトラブルにみまわれた。


最初は配達中にパンクした。

でも、スペアタイヤと交換したことがなかったので、困った。

先輩に助けの電話を入れたが、「30分くらいでがんばればできんだろう」と突き放された。

道路で困っている私をみかねて、近くの住人の30代くらいの人が代わりにタイヤ交換してくれた。



他にも雪が降った。

当然、チェーンなんて巻いたことがないので、本当に困った。

結局、年配の他の配達員に巻いてもらった。


他にもバッテリーが配達中に上がってしまった。

しかも、アパートの駐車場の出口を塞いでしまった。


軽自動車に乗った20代の女性が出ようとしたけど、私のせいで外にいけない。


情けないことにその女性にバッテリー充電してもらった。


配達の軽トラはバッテリーが助手席の下にあることが多いんだけど、そんなことも知らないから、その女性に全部してもらった。
恥ずかしい限りである。



タイヤの空気の入れ方もよくわからないので、同じ年の配達員に教えてもらって、やり方を覚えた。




そういう風に初心者だった僕は車の知識を覚えたのである。